焼酎マイスターの話
ワインで有名な田崎信也さんは『ソムリエ』と呼ばれてますよね
『ソムリエ』とはワインにのみ使用されるフランス語で『精通した、熟練した』という意味なのだそうです
フランス語以外ではドイツ語で『マイスター』、英語で『マスター』、イタリア語で『マエストロ』と呼ぶのだそうです
さて、鹿児島でも郷土の知識を資格にした『鹿児島マスター』、鹿児島大学が焼酎の熟知度を資格にした『焼酎マイスター』があります
前者は英語、後者はドイツ語なところが面白いですね^^
しかし、笑ってばかりはいられません
鹿児島大学が『焼酎マイスター』を作った理由を聞くと少し怒りやら発奮やらしてまいります
一時の色んなお酒ブームで焼酎も『森伊蔵』を筆頭に格上げされたり居酒屋にも浸透して来ましたが、他方、家庭で呑むお酒は普通の人はスーパーにズラっと並べられた中から『価格』で決めているのだそうです
酒屋さんから話を聞いたりお喋りしてから買うということを愉しみにしない人が多いとは、実にもったいないと思います
お寿司屋さんは少し高いけど、大将(日本語^^)から色んな話を聞くことで財産にもなるのに、ただ食べて帰るなんてそれこそお金の無駄使いってものです
お酒だって歴史や杜氏の努力を思えば同じ価格でも必ず人の好みによって味の違いも出るはずです
そこで鹿児島大学は『若い人に焼酎を知ってもらおう』と『焼酎マイスター』の資格試験を立ち上げたのだということです
試験は思った以上に『お酒をビジネスとしたい』と考えている若い方が多くて驚いているそうですよ
なんさつ屋店長も挑戦しようと思うのですが、『焼酎マイスター』は『鹿児島マスター』とは違い『実地試験』、つまり飲んで『銘柄』『原料の種類』『原料の産地』などを回答しなければならないそうです
今からそんな体力ないので挑戦しないことにしましたが、店長はお客様に焼酎の話や、飲んだ感想を伝えてあげたいと奮起している今日この頃です( `ー´)ノ